あとかの雑日記。

日々の出来事や思いついたことを、手頃な長さの文章で書いていきます。

中辛レビュー/映画「罪の声」

こんにちは、あとかです♪

Amazonプライムビデオで映画を観ました。

今回も、辛口までは行きませんが、「中辛」くらいの匙加減でレビューをしたいと思います。

ネタバレする場合もありますので、ご注意ください。

 

そして、星7つを最高点として、おすすめ度を紹介しています。

あくまでも個人の感想ということでご容赦ください。

 

さて、今回の映画はどうだったのでしょうか?

 

「罪の声」

画像引用元:Amazonプライムビデオ

 

あらすじ

今時珍しい、ブリティッシュスタイルの紳士服テーラーを営む曽根俊也(星野 源)は、ある日、自宅の棚の奥にあった父の遺品箱の中から、古い手帳とカセットテープを見つけます。

カセットテープを聞いてみると、幼い頃の自分の無邪気な声が吹き込まれていました。

ところが、その中に割り込むように「京都へ向かって1号線を2キロ……」という録音も上書きされていました。

明らかに犯罪の匂いがする文面で、何らかの受け渡しを指示する内容でした。

そして、その声もまた、彼の子供時代のものだったのです。

一方、新聞記者の阿久津英士(小栗 旬)は、ある未解決事件についての記事を書くための取材を手伝っていました。

その事件とは、31年前の「ギンガ萬堂事件」(通称「ギン萬事件」)。

大手製菓会社のギンガや萬堂などの複数の食品会社が脅迫・恐喝された事件で、マスコミ各社に、揶揄するような予告文や警察への挑戦状のような手紙を送りつけてきては世間を騒がせた、いわゆる劇場型犯罪でした。

お互いに事件の手がかりを追いながら、彼らは出会います。

「キツネ目の男」や「子供の声を使った脅迫電話」など、多くの謎を残した事件でしたが、やがて彼らは事件の真相に近づいていきます。

 

感想

この後、一部ネタバレあります。 

(若い方はご存知ないと思いますが)あらすじでお分かりの通り、「グリコ・森永事件」をベースにしています。

1984から翌85年にかけて、主に関西地区が舞台となった、食品会社を標的とした一連の脅迫事件です。

売場の商品に致死性の青酸カリを混入させ、食品会社に被害を広げることを脅迫して現金を要求するものでした。

「毒入り菓子を売場に紛れ込ませるぞ」という脅迫には効果があり、その食品会社の商品の売り上げは大きく落ち込むことになりました。

また、犯人は自らを「かい人21面相」と名乗った手紙をマスコミ各社に送りつけ、関西弁で警察や食品会社をあざけたり、挑発する内容で、世間を騒がせました。

原作も、その事件を相当研究して制作されています。

その「グリコ森永事件」に、一つの解釈として解決に近づく内容となっている作品です。

ネタバレはしませんが、子供の「声」の謎や「キツネ目の男」、犯人像についても丹念に言及されていて、最後まで引き込まれます。

小栗旬、星野源の演技は、ずーっと落ち着いていて観やすいです。

僕は、最後の「声」に、涙がじわっと来ました。

 

おすすめ度(最高7つ星)

★★★★★★☆ 星6 

 

観ていない方はおすすめです!

ただ、「グリコ・森永事件」を知った上で観た方が良いと思います。

それを知らないと、面白さは半減のような気がします。

 

今回は、この辺で。

それでは、またお越しください!

 

気が向いた方は、読者登録をおねがいします!