あとかの雑日記。

日々の出来事や思いついたことを、手頃な長さの文章で書いていきます。

中辛レビュー/映画「シン・ウルトラマン」

こんにちは、あとかです♪

Amazonプライムビデオで映画を観ました。

今回も、辛口までは行きませんが、「中辛」くらいの匙加減でレビューをしたいと思います。

一部、あらすじなどでネタバレする場合もありますので、ご注意ください。

 

そして、星7つを最高点として、おすすめ度を紹介しています。

あくまでも個人の感想ということでご容赦ください。

 

さて、今回の映画はどうだったのでしょうか?

 

「シン・ウルトラマン」

画像引用元:Amazonプライムビデオ

 

あらすじ

日本に突如、謎の巨大生物が続々と現れ、その存在が世界にも知られるようになって久しい世界。

「禍威獣(かいじゅう)」と総称されたその巨大生物は、自衛隊による兵器攻撃による撃退には限界がありました。

そのため政府は、「禍威獣」専門に対応する特務隊として、「禍威獣特設対策室専従班」(通称「禍特対/かとくたい」)を設立します。

ある日、透明となる特殊能力を持ち、電気を喰う「禍威獣」が現れ、対応の決め手がないまま被害が拡大していきます。

「ネロンガ」と名付けられた、その禍威獣の眼前に、大気圏外から高速の光が飛来します。

その光の正体は、全身銀色の巨人でした。

その銀色の巨人は、あっという間にネロンガを撃退し、どこかへ飛び去ってしまいます。

その銀色の人型巨大生物は「ウルトラマン」と仮称され、ただ禍威獣を撃退するだけでなく、人類への配慮も感じられ、知的生命体として認知されるようになります。

そのウルトラマンの正体は、「禍特対」のメンバーの一人、神永 新二(斎藤工)でした。

ウルトラマンに返信できるようになった神永でしたが、そんな彼に新たな外星人の陰謀が近づいてきます。

 

感想

僕自身は、原作の「ウルトラマン」を再放送で楽しんだ世代です。

ただ、企画・脚本の庵野秀明さんや、樋口真嗣監督のような、リアルタイム世代よりも、もう少し若いせいか、興奮度は若干低い可能性はあります。

映像は、現在のCG技術を用いて、当時の雰囲気を敢えて残しているように思います。

その生物感や、動きは非常に滑らかな上、当時の着ぐるみ怪獣や模型、スタジオのセットによる撮影を再現しているかのようです。

そこはすごく良かったと思います。

 

どうしても同じ企画者、監督である「シン」シリーズとなる、「シン・ゴジラ」と比較してしまいます。

「シン・ゴジラ」は、ゴジラ自体を自然災害のように、人類への災厄として、国や人間が対処しています。

そのリアリティを生み出していたのはCGのゴジラ本体でなく、人間側の演技だったと思います。

原作となった白黒映画のオリジナルの「ゴジラ」同様、怪獣映画ではなく、人間ドラマだったのです。

だからこその、大人の映画としてのワクワク感もありました。

その点、こちらの「シン・ウルトラマン」には、そこに不満があります。

 

「シン・ゴジラ」同様、庵野秀明さん脚本は、登場人物が次々と早口で捲し立てることで、リアルな緊迫感が醸成される演出です。

その喋っている内容が大まかにしか聞き取れなくても良いのです。

一方で、本作のメインキャストの皆さんが、それに対応できておらず、常に辿々(たどたど)しく感じます。

脚本を真面目に覚えて、ある意味、ずっと頑張って早口言葉を言っているように聞こえます。

元々、子供向けのTV番組が原作ですので、少し演出が違うのかもしれませんが、その点は残念でした。

またほんの少しですが、「シン・ゴジラ」に出演していた竹野内豊さんが、同様な役柄で出演しています。

本作では「政府の男」とだけ明記され、同一人物かは明言されていませんが、前作ファンへの嬉しいプチサプライズでした。

 

リアルタイムで観ていた世代が、当時ワクワクしたことを全部詰め込んだような作品です。

そのため、「展開が早い」のではなく、「唐突」な感じもします。

最後の方の展開と、主題歌は好きです。

 

おすすめ度(最高7つ星)

★★★★☆☆☆ 星4 

 

「悪くない」というのが感想です。

同じ製作者の前作「シン・ゴジラ」によって、ハードルが上がってしまっていたのかも。

 

今回は、この辺で。

それでは、またお越しください!

 

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